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小倉のイラストレーター浜方コオさん原画展-「鎮守の森の妖精、自然」テーマに

2012年1月から「一日一枚絵」として描き続けている絵は500枚を超えた。「北九州の山下清」の異名をとる浜方コオさん

2012年1月から「一日一枚絵」として描き続けている絵は500枚を超えた。「北九州の山下清」の異名をとる浜方コオさん

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 小倉のイラストレーター・浜方コオさんが自身の自宅兼アトリエ「浜方工房」(北九州市小倉北区上到津1、TEL 080-5210-1941)で6月15日から、原画展を行う。

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 浜方さんは、多摩美術大学を卒業後、都内のデザイン事務所に勤務しながらイラストレーターとしても活動し、3年前に帰郷。現在は、イラストレーションの仕事の傍ら、小学生らと絵を仕上げるワークショップなども手掛けている。原画展では、これまで描きためた雑誌の表紙や挿絵の原画、約50点を展示する。

 「生まれ育った家の裏庭に樹齢500年を超えるクスノキがあり、周辺の樹木とともに神秘的なエネルギーを感じていた。自然の力がアイデアの源泉となっている」という浜方さんは、最近「到津の森の妖精・さくやちゃん」を編み出した。小動物や葉っぱ、樹木なども擬人化したキャラクターも生み出し、地域の風景や素材を生かしたファンタジックな世界を描いている。

 「はるか昔、(工房のある)この土地には荘園があり、引地山城という城もあった。今も氏神様として愛される到津八幡神社はその名残でもある。絵とともに、神社の鎮守の森や文化が織りなす土地の空気を散策しながら味わってほしい」と浜方さん。

 開催時間は10時~17時。今月25日まで。

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