門司港レトロ地区・船だまりの海上レストラン(北九州市門司区港町)が6月30日リニューアルし、お笑い芸人「ロバート」秋山さんの父・秋山幸重さんが経営するハンバーグレストラン「ファンキータイガー」が引き継いだ。
同店は約130フィート、定員158人の遊覧船をレストランに改造したもので、秋山さんが「レトロに停泊する海賊船」をテーマに、内装・外観を全て自ら改修した。世界のビールと「北米での修業時代に得たレシピ」で作るハンバーガーをメーンに提供する。「ハンバーガーのパテは和牛のみ、バンズは横田基地に納めているパン屋から仕入れている」とこだわりを見せる。
秋山さんは、近くの栄町銀天街に同名の1号店を昨年11月に開業した。「寂れていくばかりの銀天街に若者を呼び込もうと開業したが、客層はお年寄りばかりになってしまった。しかし、年齢層がどうであろうとにぎわいが取り戻せたのはうれしい」と秋山さん。「2号店の開業は、時期的にまだ早いと感じたが、この船がこのまま幽霊船になってはこの地区のイメージが下がる。自分が海賊船として復活させて、このエリアをさらに盛り上げて行きたい」と意気込む。
秋山さんは門司港の観光資源の課題として、「夜間の来街者の少なさ」を挙げ、「観光客だけに頼らず、北九州市民にも夜の門司港の雰囲気が素晴らしいことを伝えていきたい。船上のクラブイベントなどで情報発信をしていきたい」と抱負を話す。
主力メニューの「ハンバーガー」(380円、ドリンクセット500円)のほかに、世界各国のビール「レッドストライプ」(ジャマイカ、700円)、「フォスターラガー」(オーストラリア)、「コロナエクストラ」(メキシコ)「クアーズ・ライト」(アメリカ)、「ブカネロ」(キューバ、以上500円)などをそろえる。
営業時間は11時~21時。