八幡の「北九州市環境ミュージアム」（北九州市八幡東区東田2）と「JICA九州」（平野2）で5月16日～18日、「北九州未来映画祭」が開催される。主催は、市内のエコ活動をするNPOや行政で組織する実行委員会。

　「映像のチカラを社会問題解決のために」をテーマに掲げ、アフリカの諸問題を取り上げた映画を中心に上映するほか、フェアトレードコーヒーのパーティーや映画プロデューサーや監督らが登壇する講演会で構成する。

　上映作品は、東南アジアの島・ティモールの独立までの市民の姿を追ったドキュメンタリー「カンタ！ティモール」、食品のフェアトレードをテーマに描いた「もったいない！」、アフリカ・コンゴの子ども兵士問題を取り上げた短編アニメ「Ninja & Soldier（ニンジャ・アンド・ソルジャー）」、アフリカ・ケニアの小学校に通い始めた老人の姿を描く「おじいさんと草原の小学校」、津波によって壊滅した宮城県名取市の閖上（ゆりあげ）小学校の児童らの冒険を描いた「ふしぎな石」、岩手県の山村・小繋（こつなぎ）地区の50年の変遷をつづったドキュメンタリー「こつなぎ、山を巡る百年物語」の6作品。

　ほかに、「先進国で1食購入すると開発途上国に1食送られる」プログラム「テーブル・フォー・ツー」や、「ニンジャ・アンド・ソルジャー」プロデューサーの袋康雄さん、「ふしぎな石」助監督の石橋優子さんが登壇する講演会などを予定する。

　観覧料は、全日程通し券＝2,000円（学生1,000円）、16日・17日通し券／18日券＝各1,200円（当日1,500円）。上映時間・スケジュールはホームページで確認できる。