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北九州門司で「昭和ポスター展」-時勢を色濃く表現した10点展示

実際に使用された昭和6年には高級品だったミルク(左)、化粧品(右)のポスター

実際に使用された昭和6年には高級品だったミルク(左)、化粧品(右)のポスター

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 門司の栄町銀天街「昭和レトロ館」(北九州市門司区栄町銀天街5)で現在、「昭和ポスター展」が開催されている。

当時ポスターが貼られていた区画を再現

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 同館は2009年10月開館。市民から寄贈された昭和初期~40年代の電化製品や家具、ブリキのおもちゃ、アイドルグッズなどを展示している。

 同展では、1931(昭和6)年ごろに実際に使用されていた、化粧品会社、レコード会社、門司港を拠点としていた食品会社、大学野球・早慶戦の実況音声が収録されたレコードの宣伝ポスターなど、当時の時勢を色濃く表現したポスター10点を展示。

 ポスターは、戦後の映像関係資料などを多数展示保存する資料館「松永文庫」(老松町3)室長の松永武さんが提供し、化粧品ポスターの前に昭和の女性写真集を配置するなど、当時の雰囲気を伝える展示構成も松永さんが提案した。

 「現在とは異なる文字表記の仕方や、ポスターから考えることができる時代背景などを楽しみ、当時の雰囲気を感じていただければ」と松永さん。「展示するポスターは館内の展示物に合わせて変えていく。今後もポスターなどの提供は継続して行いたい」とも。

 開館時間は土曜・日曜・祝日の10時~17時。入館無料。今月26日まで。

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