民間インキュベート施設「メルカート三番街」（北九州市小倉北区魚町3）に、アートフラワーアレンジメントショップ「Flower Designer」（TEL 093-513-1515）がオープンして1カ月がたった。

「フラワーデザイナー」店内

　店主の橋本卓士さんは大学卒業後、約3年間広告代理店に勤めていたが、「毎日の激務に嫌気が差して」退職。同時期に生花店の従業員募集の張り紙に目がとまり、花の世界に飛び込んだ。「結局、花屋でも毎日激務だった」が、祖父が花をハウス栽培していたり、母親が花好きで自宅で毎日花を飾っていたりと、「花に関わる仕事がしたいと潜在意識の中にあったかも」とも。

　店舗面積は約10坪。アートフラワーに生花を組み合わせて独特の雰囲気を持たせるなど、商品に工夫を凝らす同店。メンテナンスが楽なことから、店舗のディスプレーやギフト目的で買っていく客が多いという。メーンの商品は「アートフラワーボックス」（7,350円）、「アートフラワーアレンジメント」（1万500円）など。オリジナルのディスプレー製作も受け付ける。

　「日本の花の文化は、花とその周辺の空気感を四季折々に楽しむが、ヨーロッパでは花が主役となる飾り方で空間を一変させる」と橋本さん。ヨーロッパ各地でクリエーターとのコラボレーションや、現地でのアート活動を通じて体得したフラワーアレンジメントを提案している。

　営業時間は11時～19時、水曜定休。