小倉・旦過市場に4月29日、弁当と総菜の店「丸ふじ」(北九州市小倉北区魚町4)がオープンした。
約3坪の店頭に、「地産地消にこだわった和総菜」(社長の後藤祐平さん)を並べる。市場内にふさわしいデザインをと、木製の電柱やホーロー看板、黒電話や昭和40年代のブラウン管テレビを内装のアクセントにした。
同市場は、地元住民のための市場という色合いが強く、多くの店が日曜日閉店するが、近年外国人を含めた観光客が多く訪れるようになったことで、無休の店が増えつつある。後藤さんは、「北九州の魅力を国内外に発信する上で、市場は欠かせない。北九州のおいしさを外に向けて発信したいと、店は年中無休にした」という。
5月1日・2日、北九州市で開催される伊勢志摩サミットの関連イベント「G7エネルギー大臣会合」が開催されることを受け、参加国にちなんで「チキンのトマト煮、パプリカ添え」(イタリア)や「ほうれん草とベーコンのキッシュロレーヌ」(フランス)、「白身魚のフリッター(フィッシュアンドチップス)」(イギリス)などを盛り込んだオリジナル弁当(1,080円、500個限定)を創作するなど、「食を通じた北九州の魅力発信」に注力している。
主な総菜メニューは焼きそば、焼きうどん、かしわおにぎり(以上300円)、コロッケ(3枚180円)、唐揚げ(100グラム200円)など。それぞれ5月10日までの「オープニングセール」として50円~100円値引きしている。
営業時間は10時~18時。