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小倉城に「竹灯籠700本」と緑のライトアップ G7エネルギー省会合に合わせ

竹灯籠や番傘などのイルミネーションとともに、緑色のライトアップに彩られた小倉城

竹灯籠や番傘などのイルミネーションとともに、緑色のライトアップに彩られた小倉城

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 「小倉城庭園」一帯(北九州市小倉北区城内1)で4月30日~5月5日、きもの着付け体験やナイトマーケットなどを組み合わせた複合イベント「小倉城天空茶会 夕幻市庭(ゆうげんいちば)」が行われた。主催は、北九州市と街づくり団体の「We Love小倉協議会」(事務局=紺屋町13)。

小倉城庭園前の松林にブースが点在した「夕幻市庭」。

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 「伊勢志摩サミット」の関連事業「G7エネルギー大臣会合」(5月1日・2日)が北九州市で開催されることで、各国の政府関係者やメディア各社が集うことを想定した、外国人観光客向けのきもの着付け体験には約150人の希望者が訪れ、着付け後、庭園内や天守閣周辺を散策し、日本人観光客との記念撮影に応じるなど、和やかな空気となっていた。カナダから来たという観光客は「日本人のように、背筋を伸ばしてきものを着ることができたのは新鮮な体験になった」と話した。

 庭園前の庭では、午後遅くからスタートしたマーケットイベントが行われた。オリジナルデザインのブースが松林の中に点在し、来場客は小さなか明かりを頼りに林の中を巡り歩きながら夕暮れ時のショッピングを楽しんだ。

 お堀の周囲に設置した約700本の竹灯籠は19時ころから点灯。同会合のテーマ「エコ」に合わせて緑色にライトアップされた小倉城とともに、夜景をスマホのカメラなどに収める多くの通行客で賑わい、5日の終了間際行われたライブイベントには、即興で絵を描く「ライブペインティング」や映像作家によるビジュアルジョッキーも登場し、路上で行われたアートパフォーマンスに通行人の多くが足を止めた。

 ほかに、小倉城のゆるきゃら「とらっちゃ」や戦国武将、お姫様、忍者らが観光案内をする「おもてなし隊」など。

 同協議会の会長・辻利之さんは「普段見慣れない小倉城周辺の魅力を国内外に発信できたと感じる。今後も定期的にこの周辺の賑わいづくりを行っていきたい」と抱負を話した。

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