九州女子大学(北九州市八幡西区自由が丘1)の学生が市内産トマトを原材料にしたふりかけ「トマふり」を開発し、8月6日・7日に開催される「わっしょい百万夏まつり」で、このふりかけを使ったおにぎりを販売する。
開発したのは同大家政学部人間生活学科に通う北川理子さん、楠本美空さん、濱佳代子さん。ゼミを主宰する講師で管理栄養士のきすみ圭子さんが指導し、35種以上の試作を重ねてできあがった。若松区産のトマトを、低温のオーブンを使い90%以上の水分を飛ばして乾燥させ、ノリやゴマを加えた「和風味」と、バジルやチーズを加えた「イタリアン」の2種を完成させた。
きすみさんによると「(ゼミは)もともと食育関係の研究を目的とするが、学生から地域振興につながる商品を開発したい」という要望を受け、昨年9月に開発を始めた。「トマトに含まれるうま味成分のグアニル酸が凝縮され、栄養価の高いものになっている。トマトを使ったふりかけは目新しく、市場性もあるのでは」とも。
おにぎり販売は、旦過市場(小倉北区魚町4)内の「お弁当の丸ふじ」で行い、価格は120円(限定100個)。営業時間は9時~18時(おにぎり提供は10時から)。