JR小倉駅新幹線口からペデストリアンデッキで200メートルほど進んだ一帯の市有地に8月6日、多目的広場「浅野シンボルロード」(北九州市小倉北区浅野3)が完成し、完成記念式典が行われた。
昨年12月に移転開業した「小倉記念病院」と「西日本総合展示場」に挟まれた南北約330メートル、東西約90メートルの敷地。芝生広場を中心に高さ8メートルまで吹き上げる噴水や太陽光発電設備、風力発電設備、イベントステージ、1周約450メートルのウオーキングコースなどがある。総事業費は約13億円。
式典に出席した北橋健治北九州市長は「北九州市はこのほどOECD(経済協力開発機構)の選定する世界で4市しかないグリーンシティに選定された。世界の環境モデル都市にふさわしいシンボル公園となり、にぎわいの創出に期待している」とあいさつで述べた。
発電設備が生み出す電気は一般家庭1世帯分程度だが、この電力を使った「光と音の噴水ショー」を毎日20時30分から約30分間、8月31日まで行っている。
同施設から西側約200メートルの位置には、J2ギラヴァンツ北九州の本拠地となる新スタジアム建設が予定され、サッカーイベントの付帯施設としても活用される予定。