小倉の焼き肉店「韓辛(からから)」がメニューを刷新し、12月9日からカルビやロースなどほとんどの品を「黒毛和牛雌牛(めすうし)」で提供し始めた。提供店は守恒・曽根・馬借・日明の4店舗。経営はインタープラン(小倉北区)。
「特選カルビ」「角切りリブロース」など、融点の低い脂が特徴の黒毛和牛雌牛。
同店では「黒毛和牛の雌牛」に着目し、中でも「出産経験のない雌牛の柔らかい肉質とあっさりした脂身」の肉をメニューの前面に押し出し、他店との差別化を図りたい考えだ。「雌牛の脂身は雄牛に比べて融点が低く、包丁の温度でも脂が溶け出すほど。この融点の低さがあっさりした味わいにつながる」という。メニュー刷新によって前年度対比110%の売り上げを見込む。
「小倉には焼き肉店が多く競争も激しい。多くの店が使っている『A5ランク』などの表現は、もうお客さまも慣れてしまっていると感じた」と、メニュー刷新のきっかけを話す統括マネジャーの西原義秀さん。「常連客は、肉質の変化にいち早く気付いて『おいしい』と言ってくださる」とも。
主なメニューは、黒毛和牛雌牛の「カルビ」(892円)、「上カルビ」(1,155円)、「特選カルビ」(1,785円)、「上ロース」(1,260円)、「角切りリブロース」(1,365円)、「角切りゲタカルビ」(997円)など。
各店の営業時間などはホームページで確認できる。