小倉・旦過市場そばに10月17日、「Cafe Cagliari(カフェ カリアーリ)」(北九州市小倉北区魚町4)がオープンした。
店舗面積は約7坪、席数はカウンター席を含む10席。「カリアーリ」は100年以上前に伊モデナで創業したコーヒーブランドで、日本では輸入代理店による豆の販売やインショップでの試飲などに限定されてきた。店主の藪内孝彦さんは「まず、この豆の味にほれ込んだ。その後、カリアーリの生産者を大事にする姿勢などに共感した。カフェ営業は認められていなかったが、交渉を重ねて『世界で初めて』店舗営業が許された」と話す。
藪内さんはほかに「藪 Bar Yab」(堺町1)、「Winebar Chocolate」(魚町2)、「Bar かたつむり」(鍛冶町1)を経営する。「これまで、収益性などの観点からカフェ事業には否定的だったが、このコーヒーに出合うことでその概念も変わり、開店した。これまで『お酒』を介してのみだったお客さまとのつながりがぐっと広がった」と話す。
主なメニューは、「エスプレッソ」(200円)、「カフェ マキアート」(300円)、「カプチーノ」「ラテマキアート」「アメリカーノ」「カフェラテ」(以上450円)。ほかにカクテルメニュー「カリアーリスクリュー」(700円)や軽食メニューとして「ホットドッグ」(480円~580円)、カレーなどを提供する「日替わりランチ」(エスプレッソ付き780円)など。
営業時間は12時~24時。