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小倉でリサイクル素材Tシャツ-「和紙や残糸利用」アパレル100点

「デニム生地で白衣」を開発したことで知られる浜井さん

「デニム生地で白衣」を開発したことで知られる浜井さん

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 小倉・魚町銀天街の「ブティック 早水」(北九州市小倉北区魚町2、TEL 093-521-0943)で4月17日、「和紙と残糸のにっぽんを形にするシャツ」展が始まる。

「ボーダーTシャツ」は1万500円から

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 紡績工場で廃棄される「残糸」や和紙を利用した生地でTシャツやカーディガン、ジーンズなどをデザインすることで知られる「タイガーバンブージーンズ」(下関市)の浜井弘治さんが持ち寄った新作アイテム約100点を展示する。「和紙と聞くと耐久性を気にする人が多いが、コットン製品などと同様、洗濯もできる。調湿機能もあり、日本の風土に合う」という。「同じ厚さでもコットンよりかなり軽いのが特徴」とも。

 「毎年、トン単位で廃棄される残糸を見て、リサイクル素材として利用できないかと考えた」という浜井さん。ハイテク素材「クールマックス」と残糸をより合わせることで、耐久性と機能性を両立した生地は「伝統的な日本の技術や知恵を、現代的なアパレル製品に盛り込むことで伝承したい」という思いで開発した。

 カーディガンやポロシャツに使われるボタンは竹家具製造メーカーから出た端材(はざい)で作っている。「炭化させて強度が増した竹はボタンにも最適。そうした産業廃棄物の一歩手前のものを大事に利用したブランドとして育てていきたい」と抱負を話す。メーンターゲットは「エシカル(環境保全や社会貢献目的に生産された)ファッションに興味のある」30~40代の女性。

 中心価格帯は、ボーダーTシャツ=1万500円、シャツ=8,400円~1万2,600円、ジーンズ=1万5,750円など。

 営業時間は11時~19時。

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