「アミュプラザ小倉」(北九州市小倉北区浅野1)で5月24日、アフリカの現状を紹介するイベント「GIRLS-アフリカとにほんのわたしたち」が始まった。主催はJICA九州。
写真家・玉井誠子(せいこ)さんの「ニジェールのおんなのこ」写真展と、来場者がそれぞれ願いを書き記す「幸せのバオバブツリー」が行われている。玉井さんが、青年海外協力隊として滞在した西アフリカのニジェールや東アフリカのジブチ、エチオピア、セネガル、マリで撮りためた「アフリカの印象を変えてくれるような女性たちの強さや美しさ」を捉えた写真22点や民族楽器などを展示している。
6月1日から行われる「アフリカ開発会議」(横浜市)に合わせ、JICA全体でアフリカの現状を伝える催しを各地で行っている。これに伴いJICA九州が今回の写真展を企画した。企画を担当した西宮奈緒美さんは、「アフリカというと貧困や民族紛争が取り上げられるが、女性たちは生き生きとした笑顔でたくましく生きている。そんな姿を見てもらいたい」と話す。
25日はワークショップ「コスメでアフリカを彩ろう」を行う。持ち寄った不要化粧品に色を加えて塗り絵を完成させるもので、化粧品の粘り気を出すために使われている成分がアフリカ諸国から輸入されていることに着目した西宮さんが企画した。「日本人女性の3人に2人は、化粧品を使いきらずに捨てている」といい、「塗り絵に合わせて、アフリカに派遣されていた青年海外協力隊から現地の魅力や現状を語ってもらう」と西宮さん。
開催時間は10時~21時。入場無料。6月1日まで。