昨年11月、カレー店からラーメン店に業態転換した「旦過ラーメンセンター」(北九州市小倉北区魚町4)が12月、メニューにカレーを復活させ、フェイスブックなどを通じて話題になっている。
2012年5月、「市場でありながら意外と食事できる店が少ない」(池田社長)事に気付き「旦過カレーセンター」として開業した同店。豚骨スープをベースとした独特の味と「カツカレー500円」(当時)の低価格路線が受け行列ができるほどの人気店だったが、「市場内にはラーメン店が無い」と池田さんの「気ままな思いつき」で業態転換した。
一部の客らから「カレー店と思ってカレーを食べに来たのにラーメンを注文してしまった。これはこれでおいしい」と苦情とも賛辞とも取れる微妙な感想が寄せられていたという。ほかにも多くの客から「カレー復活の要望」が寄せられ、厨房のレイアウトなど一部変更してサイドメニューに掲載した。結果、「多くの客が『ラーメン・ミニカレーセット』(800円)を注文する」という。
ルー自体は「蜂蜜を加えるなどレシピを変更して以前より少し甘く感じる味にした」という。ラーメンやカレーを食べ歩くフェイスブックのグループページなどでは「ラーメンとカレーの幸せな組み合わせ」「どちらも単品で勝負できるスーパーなセット」と評されている。
ほかの主なメニューは「カレー」(450円)、「ラーメン」(600円)、「チャーシュー麺」(800円)、「替え玉」(120円)など。カレー注文客は「ご飯が余った場合、ルーだけ無料で追加」できる。
営業時間は11時~16時。日曜定休。