小倉のコワーキングスペース「秘密基地」(北九州市小倉北区京町2)で5月17日、フェイスブック上で話題になった飲食店とユーザーとの交流イベント「うま研フェスティバル」が開催される。主催は、「北九州市内の個人経営飲食店を盛り上げ、食を通じた地域振興」をテーマに掲げるフェイスブック・グループ「北九州うまいもん研究会(うま研)」。
設立3周年と登録者数が2500人を超えたことを記念して開くもので、グループ内で話題になった店主ら6組が、人気メニューや試作品などを持ち寄る。江戸前すしに使われる「赤酢を、小倉近海の鮮魚でにぎる『小倉前寿司』」を提唱するすし店「お江戸」(木町)店主の広本さんは「食通の集まるイベントで新しい提案をすることで、情報の拡散を期待している。すし本来のおいしさを堪能してほしい」と話す。
実行委員長の大谷さんは「北九州は海岸線が長く漁業が盛んで、小倉南区や若松区に広がる農地で個性的な作物を作る農家も多い。古くは大陸との交易の拠点として、近代以降は全国各地から集まった工場労働者の旺盛な食欲を満たす多彩な食文化を形成している。地元のおいしい店情報を共有し、新たな地域振興につながれば」と期待を込める。
開催時間は19時~21時。参加料は4,000円。アコースティックギタリストの福本大地さんによるライブも予定する。チケットはホームページで購入できる。