![3月20日、惜しまれつつ亡くなった「おじちゃん」こと谷川義司さん](https://images.keizai.biz/kokura_keizai/headline/1429697955_photo.jpg)
小倉・魚町銀天街のおでん屋台「はる屋」(北九州市小倉北区魚町3)で4月19日、「おじちゃん」こと故・谷川義司さんを送る会が行われた。常連客らが呼びかけたもので約30人が集った。
「アルコールを出さない」「なぜかおはぎがある」など、個性的な営業形態で知られる小倉の屋台は、一昨年の8月、近くの「ドンドコ広場」(馬借1)で営業していた4店が、福岡県警の道路使用許可条文変更に伴い一斉に姿を消した。
「はる屋」はその後も、火災被害に遭い空き地となった近くの場所で営業を続け、昨年からは「中屋興産ビル」1階の通路で営業を続けてきた。今年に入り体調不良を訴えていた谷川さんは周囲の心配をよそに笑顔で接客し、ときどき「すべるオヤジギャグ」を発し続けていたが3月20日、惜しまれつつ62歳で他界した。
その後も営業は「おばちゃん」とアルバイトスタッフが引き継ぎ、いまもなお多くの客がおでんに舌鼓を打っている。来店客は「これまで親しんできた屋台のともしびを消さないように、これからも通い続けたい」と話す。
営業時間は18時~24時。日曜・月曜定休。