小倉・室町に6月1日、インドカレー専門店「インドキッチン ギタンジャリ」(北九州市小倉北区室町2、TEL 093-583-0265)がオープンした。馬借からの移転リニューアルによるもの。
店主の下野恭子さんが2010年、「化学調味料を使わないインド料理は健康的で、工夫次第で日本人の舌にも合うおいしいカレーが作れる」と、ネパール出身のブミさんとともに起業した同店。店舗面積は19坪、テーブルとカウンター合わせた席数は32席で、旧店舗の約2倍の面積・席数となった。
開業以来「油や生クリームを抑えた、毎日食べても飽きない軽い仕上がりのカレー」が受けて常連客らでにぎわったが、「(入居していた)ビルの水漏れがひどく厨房(ちゅうぼう)が水浸しになったり、お客さまに迷惑をかけたりするようになった」ため移転を決め、新装オープンの運びとなった。
移転した同ビルは、リノベーションを得意とする建築家がビル丸ごと改修中で、クリエーターやプログラマー、輸入雑貨店らが入居する予定で工事が進められている。7月の全体オープンに先駆けて同店がいち早く開業した。設計を担当した「タムタムデザイン」(京町1)の社長・田村晟一朗さんは「このかいわいは新しい業態が徐々に増えて、これまでと違った客層が行き交い始めた。(ビルの)リノベーションでまち全体の活性化につなげたい」と期待を込める。
主なランチメニューは、キーマエッグまたはチキン、野菜カレーのどれかを選べる「サダセット」(ドリンク付き、1,000円)、「日替わりセット」(1,180円)、「バターチキンカレーセット」(同1,300円)、「2種類のカレーセット」(同1,500円)など。タンドリーチキン(500円)や、シークカバブとチキンティッカ(800円)などのタンドール(炭火焼き)料理も用意する。
営業時間は、11時30分~15時、17時30分~22時30分。