フリーライターで地元ラジオ局のパーソナリティーも務める東(あずま)恭子さんが1月12日、市内の飲食店49店を掲載したグルメ本「おいしい北九州」を出版した。2015年に出版したものを加筆修正して再発行したもの。
「(前回の出版で)読者やラジオのリスナーから反響をいただいていたが、また発行できるとは思っていなかった。単なるグルメ本ではなく、店主さんたちの人柄にも触れる『読み物』として執筆したことが良かったと思う」と東さん。
帯に掲載された「北九州市漫画ミュージアム」学芸員の表智之さんによる書評では、「地元のグルメ本は、案外選びにくい。知っている店ばかりだと買う意味がないが、知らない店ばかりだと信用ならない。美味(うま)いと知っている店が適度に入って、セレクトが自分好みならなおよい。この『おいしい北九州』がまさにそうだった」(原文ママ)と紹介されている。
前回の取材から1年の間に閉店や移転があった店は削除し、新しく「L'ami(ラミ)」(小倉北区馬借1)、「きれんじ家」(同)、「クラシック・ノン1982」(若松区下原町)、「ブーランジェリー・タカス」(小敷)、「MOJISHO」(門司区港町)の5店舗を取り上げた。
A5版144ページ。価格は1,404円。市内各書店やコンビニで購入できる。