みやこ町の「林龍平酒造場」(京都郡みやこ町犀川崎山)は3月5日、今年の新酒を披露する「蔵開き」を開催する。「ミス酒」福岡代表の安藤彩綾(さあや)さんが各所を訪問しPRしている。
幕末の動乱期で小倉城の天守閣が消失した1837年に創業し、山岳信仰の霊山として知られる「英彦山」を水源とする今川に隣接している同酒造場。「(今川の水が浸透し地下水となった)伏流水を使い、米のうま味とすっきりとした飲み心地」という酒を醸造している。看板商品である「九州菊(くすぎく)」は地元だけでなく全国各地へ出荷し根強いファンを得ている。
蔵開きイベントは2011年に始まり今年で7回目。当日は「九州菊」の新酒・生酒やにごり酒を試飲販売(試飲チケット2枚=200円、5枚=500円)するほか、地元の野菜を使ったおつまみなどを用意する。
2014年「ミス・ユニバース」福岡代表でもあった安藤さんは、昨年末に「ミス酒」福岡代表に選ばれて以来、福岡県内で造られる日本酒や地元の伝統文化を国内外に情報発信している。2月25日には酒造場の縁戚でもある「林田酒店」(北九州市小倉北区京町2)を訪れ、来店客に蔵開きをPRした。
開催時間は10時~15時。「来場される方は、(酒蔵の菌を殺してしまうため)納豆やヨーグルトなどの食事は控えてきてほしい」と呼び掛ける。