北九州モノレールは4月22日、漫画家・松本零士さん描くキャラクターのラッピングトレイン「999号」2代目の運行を開始した。
4両編成の外観全体に「銀河鉄道999」に登場するメーテルやテツロー、車掌などを描いた初代に加えて、「キャプテンハーロック」や「クイーンエメラルダス」など、宇宙を舞台にしたほかのキャラクターも登場し、車内天井にもそれらが描かれている。
同社経営計画課の松尾和彦さんは「初代の導入から7年が過ぎ、法定点検の時期となり、外観にも傷みが目立つようになってきた。『ポップカルチャーの街』を目指す市が漫画を強くPRしていることを踏まえ新しいシンボルにと、2代目の製作に踏み切った」と話す。ラッピングの費用には約500万円かけた。
同日はお披露目イベントが行われ、一日駅長に就任した松本さんは「999という数字は(1000に到達していない)未完の意味が込められている。これから旅立とうとする青春時代を小倉で過ごしたことが999などの作品を生み出すきっかけにもなった。故郷のまち中を飛んでいるように走るモノレールにキャラクターを加えることができてうれしい」と話した。
一日20往復前後運行する。