小倉・馬借の古着店「ベルストア」(小倉北区馬借2、TEL 093-287-8078)が6月5日、開業から1周年を迎えた。
店舗面積は約20坪。店主の岡藤隆広さんが年4回程度カナダに出向いて直接買い付けるアウターやTシャツ、ジーンズなどの古着のほか、アウトドアブランド「MEC」や老舗デパート「ハドソンズベイ」のアイテム、先住民カウチン族のセーター、雑貨や食器、ステーショナリーなど「カナダにこだわった」という商品をそろえる。
「ファストファッションに物足りなくなった人たちが、新品の服にアクセントとして古着を足しておしゃれを楽しむ人が増えている」と岡藤さん。5月に仕入れに行ってきたばかりといい、現在薦めている商品は、ハドソンズベイが創業150周年記念でアウトドアシューズメーカー「TEVA」に別注したサンダル(1万3,608円)や、モントリオールのスケーターブランド「DIME」のTシャツ(6,048円)という。
店には、友人でカフェバー「メガヘルツ」(紺屋町)を経営する松石大介さんによるコーヒースタンド「グラモコーヒー」(15席)を併設。松石さんは数年前、ノルウェーのコーヒーブランド「FUGLEN(フグレン)」に出合い、その「フルーツのような酸味やそれを支える甘み」にほれ込んでコーヒーショップ開業の構想を練っていたところ、岡藤さんの起業を知り、合わせてオープンした。
「この数年間の『サードウエーブ』と呼ばれるムーブメントで、豆の産地や焙煎(ばいせん)手法などにこだわり、まるでワインを楽しむかのようにコーヒーを味わう人が増えた」と松石さん。5月にはアメリカ西海岸のカフェを視察旅行し、サンフランシスコで出合ったという新メニュー「モヒートアイスコーヒー」(550円)の提供も始めた。「古着とコーヒーは文化的に近い」とも。
営業時間は11時~20時。木曜定休。今月10日には「メガヘルツ」で開業1周年記念のパーティーを開く。開催時間は21時~。参加費は2,000円(ワンドリンク付き)。