小倉の商品企画会社「YKストアーズ」(北九州市小倉北区浅野2)が6月から、原材料に小麦粉などを使わない「グルテンフリー調味料」のドレッシングの販売を始めた。
全7種の「グルテンフリー」ドレッシング(100ミリリットル880円~)
同社社長の吉田一直さんが「オルターブース」(福岡市中央区)と共同運営する、オリジナルドレッシング作成サイト「マイソースファクトリー」で集めた、「年齢、性別や味覚の好みなどのビッグデータ」を基に、ベースとなる「ポン酢」などの7種の味覚を決め、「小麦粉や添加物を使わない無添加のドレッシング」に仕上げた。
レシピ開発には米粉のパンを製造販売する「こめらぼキッチン」(山口県下関市)店主の坂本洋子さんも参画した。坂本さんは、自身の長女や長男がアレルギー体質であることから、小麦粉や卵、乳製品などを使わないグルテンフリーのパン製造を思い付き、2014年同店を開いた。
吉田さんからの呼び掛けに応じた坂本さんは、「グルテンに対する警戒感は、欧米に比べて日本は驚くほど低い。アレルギー体質の子どもが急増していると感じる。家族全員で同じものを食べながら楽しい食卓を囲んでほしい」と賛同したという。
「橙(だいだい)ポン酢」「すだちポン酢」「ゆずポン酢」「焼肉のタレ」など全7種類。価格は880円~。