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小倉の「紫川ダンボールボートレース」44艇出場 「落水チーム」続出

スピード重視のシンプルな構造の艇だけでなく、コスプレしたりデザインに凝ったりした艇も多く出場する

スピード重視のシンプルな構造の艇だけでなく、コスプレしたりデザインに凝ったりした艇も多く出場する

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 小倉の中心部を流れる紫川下流域で8月27日、「第9回 全日本紫川ダンボールボートレース」が開催され、市民や企業、大学生で構成されたチームによる全44艇が出場した。昨年は台風12号の接近で中止され2年ぶりの開催。

向かい風に煽られ沈没寸前のチームも

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 「紫江’s」(北九州市小倉北区船場町)前の浮桟橋をスタート地点に、川面に浮かべられた2カ所のブイを反時計回りに回る約150メートルのコースをゴールまでのタイムを競う。「親子」「アンダー30」「アラフォー」「女性ペア」などカテゴリーごと別れたグループで予選をし、それぞれの最高タイムを出したチームが決勝へと駒を進めるルール。

 ボートの製作に使われる段ボールは全て実行委員会から支給され、航行しやすい形のアドバイスや設計図とともに参加者に渡される。スピード重視のシンプルな構造のものや各企業のPRの趣向を凝らせたものまで、さまざまな色や形の艇が出場し、「倉勘丸(小倉で割り勘で飲む会)」が初出場で初優勝した。

 スタート直後に川に落水するチームや、向かい風に心が折れるチーム、デザインに凝りすぎて遅そうなチームが意外な好タイムを記録するなど珍場面も続出し、にぎやかな声援と笑い声に包まれた。

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