「スターフライヤー」(北九州市小倉南区空港北町)は1月1日、無料で招待した35組100人の客を乗せた「初日の出フライト」を運航した。
「輝樹(てるき)」と名付けた長男とともに初日の出を楽しむ家族
2015年から始められ今年で4回目。ホームページなどでフライトの実施を知った約3500組の搭乗希望者から、「どんな『輝く』年にしたいか」を記入した応募が寄せられた。4時過ぎころ、100倍の難関をくぐり抜けた当選者らが空港に集まり始め、搭乗前に行われた松石禎巳社長のあいさつや鏡割りなどのセレモニーを経て機内に誘導された。
6時12分、曇天の北九州空港を離陸したSFJ2018便は、6時50分ころ鹿児島上空に到達。6時59分、機体の右側に日の出が姿を見せると、スマホやデジカメで写真を撮る乗客らの姿が見られた。
「子どもの出産を機に応募した」という朝倉市から参加した家族は「笑顔で周囲のみんなを輝かせてほしいという願いを込めて長男に輝樹(てるき)と名付けた。このフライトの応募動機にふさわしいと思った」といい、雲の上から見る初日の出を楽しんでいた。
「日本航空」や「全日本空輸」は有料での初日の出フライト(羽田発着など)を実施している。