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門司港の出光美術館で「仙がい」展-ユーモアの中の禅の教え

出光佐三が初めて購入した作品、出光コレクション第1号「指月布袋画賛」。

出光佐三が初めて購入した作品、出光コレクション第1号「指月布袋画賛」。

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 門司港レトロ地区の出光美術館(北九州市門司区東港町2)で現在、「仙がい~禅とユーモア-」展が開催されている。国内最大、約1000点の仙がい作品を所蔵する同館。その中から厳選された仙がいの代表作と、遺愛の工芸品56点を展示する回顧展だ。

「○△□」最も難解な作品とされ、解釈に諸説あるとのこと。

 仙がいは、日本最古の禅寺といわれる博多の聖福寺(しょうふくじ)で江戸時代に活躍した住職で、禅の境地をわかりやすく説き示すユーモアに富んだ作風で知られている。出光興産の創業者である出光佐三のコレクションで構成される同館の象徴として、数年に一度のペースでテーマや見方を変えて展覧会が開催されている。

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 来館者からは「福岡にこんなユーモアのある書画を書いていた禅僧がいたことに驚いた」「絵がおもしろい」との声も。「福岡で活躍したと僧侶ということもあって来客者の関心が高く、楽しい、和やかな雰囲気で観覧している」と学芸員の宗像さん。「仙がいの根幹は修行者。ユーモラスな絵の中にある禅の心、厳しさや優しさを見ていただきたい」とも。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。入館料は、一般=600円、高大生=400円、中学生以下無料。10月30日まで。

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