エスプレッソベースのコーヒーを提供する移動販売車「ザ・カップ」が7月20日、「船場広場」(北九州市小倉北区船場町)で営業を始めた。
「国産のレモンで作る自家製シロップのブルーレモネード」(600円)
「もともと部類のコーヒー好き」という店主の石口哲平さんが、「自宅でふさぎ込みがちだった妻(静加さん)とともに、外でたくさんの人と触れ合える業態として、移動販売車での営業を思いついた」といい、常連として通った「クラフツマン・コーヒー」(下関市)の協力を得て起業した。
黒を基調としたモノトーンの目を引く車両は、元職の自動車板金工時代の友人・知人らにも協力を仰ぎながら、石口さん自らも各部に手を加えて仕上げた。メニューを表示するモニターにはiPhoneのスライドショーを映し出すなど、随所にコストダウンの工夫も見られる。「飲食店経営の経験がなく、初期投資も少なく起業できたのは友人らのおかげ」とも。
主なメニューは、「国産のレモンで作る自家製シロップのブルーレモネード」(600円)やエスプレッソベースの「ラテ」「アメリカーノ」(以上500円)、「モカチーノ」「チョコレートラテ」「エスプレッソトニック」(以上600円)など。「辻利茶舗」(魚町1・3)の抹茶を使用した「抹茶」(600円)も用意する。
「デパートにも隣接し、おしゃれな人々が行き交うゾーンに出店できたことがラッキーだった。この場所を、感度の高い人々にPRできるようなイベントも企画していきたい」と意気込みを話す。
営業時間は10時~19時ころ。