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映画「閉鎖病棟」 北九州出身映画監督・平山秀幸さんが描く

インタビューに応じる平山秀幸さん

インタビューに応じる平山秀幸さん

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 北九州出身の映画監督・平山秀幸さん監督による映画「閉鎖病棟」の試写会が、10月4日「Tジョイリバーウォーク北九州」(北九州市小倉北区室町1)で行われた。

【インタビュー】平山秀幸監督に聞く「閉鎖病棟-それぞれの朝」

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 原作は、1994(平成6)年に刊行された中間市の精神科医・帚木蓬生(ははきぎほうせい)さんによる同名のベストセラー作品で、「第8回山本周五郎賞」を受賞した。

 精神科病院を舞台に、母親や妻を殺害した罪で死刑になりながら死刑執行が失敗し、生きながらえた梶木秀丸(笑福亭鶴瓶さん)、妹夫婦から疎んじられているチュウさん(綾野剛さん)、継父からのDVが原因で入院する女子高生・由紀(小松菜奈さん)の3人が、世間から遠ざけられつつも明るく生きようとした入院生活の日常と、そこで起きた殺人事件の背景にある自己犠牲などを描く。

 平山さんは「帚木蓬生さん原作の映画『三たびの海峡』が帚木さん作品との出合い。約11年前、帚木さんの友人の紹介でこの本を読み、当時は、特殊な環境を描いた本だと思っていて、すぐ映画にとは考えていなかった。ほかの本もたくさん読んだが、この本が常に心のどこかで気になっていた」と振り返る。

 この映画で初めて脚本も書いたという平山さん。「脚本家の立場でたくさん盛り込んだせりふの一言一言を、監督の立場ではせりふを削って極力映像で表現したいという、難しさも経験した」とも。

 映画は11月1日、全国で公開予定。

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