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小倉の洋菓子店が「メカサブレ」 レンチやドリルなど「メカメカしい」楽しさを

「メカサブレ」と吉武太志さん

「メカサブレ」と吉武太志さん

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 洋菓子専門店「グランダジュール」(北九州市小倉南区葛原1、TEL 093-475-7700)が11月1日、工具型の菓子「メカサブレ」の販売を始めた。

「ネジチョコ」でメカサブレの各パーツを組み合わせる

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 ギアやレンチ、ドリル、ピストンなどをかたどったサブレ(8種)で、同店の既存商品「ネジチョコ」と組み合わせて動きを楽しむことができる。

 2015(平成27)年に「官営八幡製鉄所」(八幡東区)が世界文化遺産に登録されたことを受けて、社長の吉武太志さんが「機械産業が繁栄した当時のイメージを、お菓子のお土産にできないか」と、翌2016(平成28)年チョコレート製のボルトとナットを組み合わせた「ネジチョコ」を開発した。

 開発に当たり、3Dプリンターによる金型作成などを「西日本工業大学」(小倉北区室町1)の協力を得た。「メカサブレ」の発案は、同大学デザイン学部准教授の梶谷克彦さんで、「単においしいだけではない、楽しさや面白さも加味した感情を揺さぶる『エモーショナル・デザイン』のお菓子」をコンセプトに、既存のネジチョコと組わせて楽しめる「メカメカしいものを」と構想を練った。

 「1年以上掛けて、パーツのデザインや素材の選定、強度などのテスト、試作品を繰り返し完成した」(吉武さん)という。「ネジチョコを使って接合できるギリギリの厚さと強度」で、各パーツを組み合わせ、ロボット型に仕上げて動画を投稿したSNSユーザーもいる。

 価格は、メカサブレ(1種)、ネジチョコ(ボルト・ナット1組)共に108円。同店と「グランダジュール・ソワニエ」(竪町)で販売する。

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