「西鉄バス北九州」(本部=北九州市小倉北区砂津)が12月7日、「小倉ループバス」の運休を発表した。
同バスは、2018(平成30)年12月に訪日観光客向けの実証実験として始まり、当初は今年3月末で終了の予定をしていた。訪日客が一定数利用していたこともあり、期間が延長されていたが「訪日観光客の著しい減少等によりご利用が芳しくないため、下記の通り運行を休止させていただきます」(ホームページ原文ママ)と12月20日を最後に運休する。
約35分かけて「リバーウォーク北九州」「小倉城」「ドン・キホーテ」「黄金市場」など、外国人の間で話題になっているエリアを巡回する同バスは、国道3号線三萩野から中津口方面に向かう既存の路線バスがないことや、100円という低廉な料金に利便性を見いだした市民も利用していた。
「魚町銀天街」の商店主からは、「韓国人の観光客が、今年の夏以降激減したが最近は韓国語が少し飛び交っているように感じる。回復傾向にあるのでは」との声も聞かれる。