ホラー映画「犬鳴村」の先行上映が2月1日から、「Tジョイ リバーウォーク北九州」(北九州市小倉北区室町1)で行われる。
宮若市と久山町の境にある犬鳴峠に実在するトンネル「旧犬鳴トンネル」から着想したホラーで、監督は、「呪怨」や同作のハリウッド版「The Grudge」の制作で知られる清水崇さん。犬鳴トンネルや犬鳴峠は、心霊スポットして広く福岡県民に知られている。
「九州での『犬鳴』の認知度は圧倒的で、北九州でいち早く観たいというファンからの熱い声にこたえて先行上映が決まった。撮影でも使用された『旧犬鳴トンネル』が存在する犬鳴峠は、福岡と北九州の2都市を結ぶ交通の要衝にあることから、博多と北九州の2劇場で先行することになった」と同館支配人の出満知尚さん。
犬鳴村という地名は実在しないが、映画ではダムの底に沈むかつてあった村として描かれており、「九州に実在する最凶の心霊スポット『旧犬鳴トンネル』。その近くには日本政府の統治が及ばない集落『犬鳴村』があり、そこに立ち入った者は決して戻れないという」(映画ホームページ原文ママ)と説明している。
同日13時の回の上映開始前に、清水さんによる「厄除(よ)けトークイベント」が行われる予定。全国公開は2月7日から。