北九州市内の経済やカルチャー情報を発信する小倉経済新聞上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、2015年以降連続で「北九州市の成人式」を伝えるニュースとなった。
昨年に引き続き、家族に感謝の手紙を書くコーナーも-北九州「令和成人式」
2022年4月1日「民法の一部を改正する法律」が施行される予定で、成人年齢が18歳に引き下げられる。毎年、ど派手な衣装が全国的な話題になる北九州の成人式も動向が注目される。
2位以下は、世界中に広がった「コロナ禍」で、市内の中小零細事業者に及ぼした影響を取り上げたニュースが中心となった。カッコ内は掲載日。
1. 北九州「令和成人式」 ど派手と礼儀正しさが特徴(1月12日)
2. 北九州の飲食店で新型コロナ対策 キャンセル相次ぐ(3月6日)
3. 小倉で「ウーバーイーツ」サービス開始へ 地元飲食店への注文も(4月1日)
4. 中国・大連市から北九州市にマスク返礼 桁違いの「770倍」返し(3月30日)
5. 小倉駅周辺の繁華街、新型コロナ影響で人通りまばら(4月9日)
6. 南小倉駅前にホットサンド専門店 アロマセラピストが起業(1月21日)
7. 「リバーウォーク北九州」が営業時間短縮 働き方改革へ(2月27日)
8. 小倉の焼き肉店「龍園」が新型コロナ対策 「和牛カレー」定額サービス(3月18日)
9. 小倉でホラー映画「犬鳴村」先行上映 清水監督トークイベントも(1月23日)
10. 小倉の「資さんうどん」魚町店で「焼きうどん」提供始まる 発祥の聖地で(1月22日)
とりわけ飲食店への影響が大きく、テークアウトやデリバリーサービスを充実させる動きが加速した。昨年から、各店との契約を進めるなど準備を進めていた「ウーバーイーツ」も、このタイミングでサービス開始したことが大きな話題となった。
北九州市の姉妹都市・中国大連市から送られたマスクは、送った260枚に対して送られた枚数が20万枚という桁外れな「返礼」に注目が集まったが、受け取ったアジア交流課の課員によると「お返しというよりは、長年友好都市として培ってきた縁で『頑張ってほしい』という意味が込められているのだと思う」と話した。5月後半から突然、市内で新型コロナウイルス感染者の増加が続き、厚労省「クラスター対策チーム」が北九州入りしたことも全国的に注目された。
「コロナ禍」以前の、ホットサンド専門店「ほっとさん」や「資さん」魚町店の焼きうどん提供開始、11位以下だが、毎冬恒例のグルメイベント「食市食座」や3周年を迎えたカフェ「パーツ・オブ・ライフ」など食に関する話題も上位に食い込み、注目度が高い。
2020年後半も、収束の兆しが見えない「コロナ禍」の市民への影響が注目されるが、小倉経済新聞はハッピーニュースを中心に取り上げていきたい。