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小倉・旦過市場の「大學堂」、能登名物「イカミソ」使うレトルトカレー販売

「自産地消」をテーマに活動する「九州フィールドワーク研究会」メンバー。(左から)今里咲輝さん、緒方良子さん、兵頭エマさん、田中幹哉さん。古代米やエコバッグも販売する。

「自産地消」をテーマに活動する「九州フィールドワーク研究会」メンバー。(左から)今里咲輝さん、緒方良子さん、兵頭エマさん、田中幹哉さん。古代米やエコバッグも販売する。

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 小倉・旦過市場の「大學(だいがく)堂」(北九州市小倉北区魚町4)が7月、石川県能登半島特産の「いしる(イカの魚醤)」を使ったカレー「大學堂イカミソカリー」の販売を始めた。

レトルト商品化された「大學堂イカミソカリー」

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 同施設は、北九州市立大学の学生らが「旦過市場地域研究および活性化の拠点運営」を目的に2008(平成20)年に開設。今月7日には12周年を迎えた。主に、同大学の学生組織「九州フィールドワーク研究会」が運営に携わる。

 昨年、地元ラジオ局主催のイベントでカレー提供を呼び掛けられ、2年生の兵頭エマさんが「以前訪れた能登半島で食べたカレーを再現したい」と思い立ち、レシピ開発に取り組んだ。魚醤製造メーカーの協力も得た。

 同カレーは、イベントで提供したものをレトルト用に改良したもので「レトルトにすると全く違う味になった。(レトルトに合うように)味覚の調整も行った」という。「カレーを超えて、能登のイカを感じる個性的なカレー」とも。

 価格は600円。販売サイト「おうちで大學堂」や施設店頭で購入できる。サイトでは、ポテトグラタンやカレーうどんなどのアレンジレシピも紹介する。

 「大學堂」の営業時間は11時~15時。水曜・土曜・日曜・祝日定休。

 同施設の名物料理「大學丼」は、新型コロナ感染防止のため当面の間、提供を中止している。

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