世界中から寄せられたショートムービーを上映する「ライジング・サン国際映画祭」が11月6日~8日、「ブリックホール」(北九州市門司区大里本町3)で行われる。主催は、カナダ出身で北九州在住の英語講師、エムジェイ・ディロッコさん。
加・トロント出身のディロッコさんは、現地でテレビ番組のプロデューサーや映画監督の経験を経て2011(平成23)年に来日し、妻の出身地である北九州市に在住。以来、英語講師の傍ら、地元ロックバンド「Mikage The Star」や「The Clock Tower」などのミュージックビデオのほか、北九州をテーマにした「キミという名のスター」、「虚空」など多数のショートムービーを制作してきた。作品は、サンディエゴやロサンゼルス、モントリオールなどのフィルムフェスティバルに出品し、複数の受賞もしている。
「自分自身が多くのフィルムフェスティバルにエントリーした経験から、『映画の街』といわれる北九州市で個性的な映画祭が開催できないかと考えた。世界中のクリエーターが作る素晴らしい作品を多くの人に見てもらいたい」と計画し、現在50カ国以上から約360作品が寄せられていると言う。
「ジョージ・クルーニーさんが主演した『ファミリーツリー』などで、アカデミー賞脚本賞を受賞した監督による作品も寄せられた。それは日本では初上映となる。ほかにも、世界で初めてのものや日本初公開のものがたくさんある」とディロッコさん。
映画祭は3日間を、ファミリーやサスペンス・アクションなどの5つのブロックに分け、それぞれ8~10作品を上映する予定。入場料は1,000円(1ブロック)を予定する。