「門司赤煉瓦(れんが)プレイス」(北九州市門司区大里本町3)に12月5日、期間限定のカキ小屋「カニカキロード・オイスターハウス赤煉瓦」がオープンした。運営は同所を管理するNPO「門司赤煉瓦倶楽部(くらぶ)」を中心とした運営協議会。
エリア内の「門司麦酒(ビール)煉瓦館」やカフェ、写真スタジオ、ホール、アフリカ雑貨店を取りまとめた同協議会が、新型コロナウイルス感染症対策で実施する経済産業省「Go To 商店街事業」に応募し、採択された。駐車場の一角に設けた仮設テントに、炭火コンロを備えた4人掛けテーブル8卓を設置し、門司区の周防灘で養殖されている「豊前一粒かき」を中心に提供する。
NPO代表の竹中康二さんが「(自身の出身地でもあり)カキ養殖が盛んな恒見エリアを中心に、冬季はカキ小屋が複数出店するが、中には地元産のカキを提供していない店もある。市が以前コンセプトを練った『カニカキロード』の名称も風化しており、改めてその魅力を発信するべきだ」と、カキ小屋の運営を思い付いた。
竹中さんによると「カキと共に地元産のワタリガニを『豊前本ガニ』としてブランド化し、産地一帯を『カニカキロード』として定めたものの、市の所管は無くなり、地元ははしごを外された状態。改めて産地そのものを強くPRしたい」と店名にも加えた。
主なメニューは「牡蠣(かき)のギガ盛り」(2,500円)、「恒見産豊前海一粒かき」(1,300円)、「活(い)きサザエ」「活きアワビ」(以上1,000円)、「ジャンボウインナー」(500円)、「カキフライ」「カナトフグの唐揚げ」(以上600円)、「中津の唐揚げ」(500円)など。「復刻 サクラビール」(600円)、「サッポロ黒生ビール」(500円)、ハイボール(350円~)、ワイン(300円~)などのアルコールも用意する。
金曜~日曜のみ営業。営業時間は、金曜=17時~21時、土曜・日曜=12時~21時。来年2月14日まで。