北九州市出身の落語家・林家きく麿さんの独演会が2月20日、「旧松本家住宅(西日本工業倶楽部)」(北九州市戸畑区一枝)で開かれる。
きく麿さんは1996(平成8)年、林家木久蔵(現・林家木久扇)さんに弟子入りし、2010(平成22)年に真打昇進。「小さいころから楽しいことが大好き」というきく麿さんは、日常のくだらないことを題材にした落語の創作を中心に取り組み、「脱力系落語の新風」とも評される。
今回の独演会は、個人で文化振興に取り組む遠藤知佐子さんが「同級生の弟でもある林家きく麿さんが、人気落語家として東京の寄席では有名なのに、地元であまり知られていないことや、文化的価値は高いが、公開日が限定されなじみの薄い『旧松本家住宅』を利用することなどで、文化に触れる時間や場を創出し、敷居を低く共有したい」と企画した。
14時開演。入場料は3,500円。予約は、フェイスブックのイベントページか電話(遠藤さん、TEL 090-8917-8455)で受け付ける。