北九州市ゆかりの漫画家、故・松本零士さんを追悼する映像イベント「小倉城プロジェクションマッピング」が3月10日・11日、小倉城(北九州市小倉北区城内3)で行われた。
小倉城に隣接する西日本工業大学(室町1)の情報デザイン学科梶谷ゼミと工学部(苅田町)が共同で映像制作と運営を行った。
梶谷克彦教授は「闇を抜け光の海を走る汽車や、『銀河鉄道999』で登場するメカニックな時間城をオマージュした小倉城、北九州市内にあふれる松本先生作品のモニュメントやデザインの風景が静かに流れるモノクロームな映像」と説明する。「プロジェクションマッピングというと、(投影されたものが)変身するようなイメージがあるが、追悼として静かな映像で先生をしのびたい」とも。
月命日に当たる13日には、北九州市役所の窓の明かりで「999」を浮かび上がらせた。
同映像は、24日にも放映される。