NPO「北九州タウンツーリズム」は1月14日、まち歩きに興味のある人や小倉の魅力をまち歩きを通して探してみたい人などを対象に、「北九州まちづくりサロン~まち歩きを学ぶ~」を開催した。
明治時代に建てられたものの面影を残して復元された常盤橋の「広告塔」。
講師に「長崎さるく」で中心的に活動したNPO法人「長崎コンプラドール」のメンバーなどを迎え、「路地裏」「地下街」「古地図」「つまみ食い」をテーマに、それぞれグループに分かれて小倉のまち歩きについて打ち合わせを行った後、集合場所の小倉商工会館(北九州市小倉北区魚町2)を出発。
「古地図」グループは、古地図と現在のまち並みを見比べながら、長崎街道の起点で伊能忠敬やシーボルトも渡ったといわれる「常盤橋」や、明治時代初期まであった「旧小倉県庁跡」など、小倉城下町の中心として栄えた室町周辺を約1時間にわたって歩いた。
その後、グループワークを交えてまち歩きで発見した小倉の魅力を地図に落とし込み、それをいかに伝えるかについて意見を出し合い、新たなまち歩きコースとして発表した。「北九州は小倉駅周辺に繁華街が密集しているので恵まれていると思う。特に『地下街』はあまり知られていないので可能性を感じる。観光などで来た人は怖くて入りづらいため、ガイドが案内することで魅力を伝えられるのでは」と長崎コンプラドールの川良さん。
「まち歩きに興味をもってもらい、まち歩きする人、まち歩きガイドをする人を増やしたい。今後のまち歩き博覧会に向けて、まち歩きコースを豊富にし、もっとお客さまに満足してもらえるようにするのも今回の目的」と北九州タウンツーリズム代表理事の大内田佳介さん。