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情報誌「雲のうえ」のファンクラブがフリー紙発行-特集した店などを追っかけ

発行責任者の林舞さん(右)と、編集部員の宮下緑さん。

発行責任者の林舞さん(右)と、編集部員の宮下緑さん。

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 北九州市の情報誌「雲のうえ」のファンクラブが作るフリーペーパー「雲のうえのしたで」第0号が2月、発行された。

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 同ファンクラブは、「雲のうえ」が特集で取り上げた「角打ち」「市場」「食堂」「夜のまち」「映画」「公営ギャンブル」「ラーメン」など、「北九州市民が『日常過ぎて』見過ごしてきたテーマや、地元でじっと愛されている店や人々に気付かせてくれたこと」にほれ込んだクリエーターなどで組織され、ファンクラブ会報誌として同誌を発行した。

 今号は若松区を特集し、これまで「雲のうえ」で紹介した人々をたどり、印刷した印刷会社に突撃取材するなど、熱いファンならではの「ストーカーぶり」も見せる。「今後、毎号ずつ各区を巡って、『雲のうえ』ゆかりの店や人を追いかけ続ける」と発行責任者の林舞さん。

 林さんは、「『雲のうえ』は、新鮮なレイアウトや行政の発行とは思えない視点で北九州市の素晴らしさを再認識させてくれた。発行頻度が減っていて寂しい。もともとフリーペーパーを運営する経験から、同じ紙媒体で応援できないかと考えた」といきさつを話す。広告は掲載せず、「ファンクラブ会員から募った会費」で印刷費用は賄ったが、「取材や編集はメンバーのボランティアで運営している。次号発行のためにも会員を拡大したい」という。

 同誌発行に携わったクリエーターの「雲のうえ」「雲のうえのしたで」にちなんだ「作品展」を4月1日~15日、「一生もんshop 緑々(あおあお)」(京町4)と「古書 城田」(浅野2)で開く。

 発行は3500部。全国各地の「友人知人のカフェや本屋」で配布中。配布箇所はホームページ(ブログ)で確認できる。

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