小倉の紫川を舞台に熱戦が繰り広げられる「全日本ダンボールボートレース」が今年は8月26日に開催されることになり、出場チームの募集が始まった。主催は、行政や民間まちづくり団体で組織される「紫川で会いましょう」実行委員会。
同レースは、地域交流や夏休みの思い出作りを目指して、同委員会が3年前から実施している競技イベント。今回で4回目。段ボールで作られていれば形や大きさは自由というシンプルなルールで、勝山橋と鴎外橋の間を三角形にコースを作り約250メートルをこいでタイムにより順位を競う。昨年は35チームが参加した。
ボートの製作に使われる段ボールは全て実行委員会から提供され、企業、大学、親子、国際交流団体、まちづくり団体、行政などのチームが、スピード重視のシンプルなデザインやアニメキャラクターを装飾するなど、それぞれが工夫を凝らす。
レース中、浸水するボートが続出。沈没してゴールにたどりつけないチームや自ら沈没を「やらせ演出する」チームも多数出る。川岸に陣取った参加チームの応援団や近くのデパートの買い物客などからは大きな声援を送られ、市民の認知も進んでいる。
実行委員会事務局の力島さんは「紫川は近年さらに浄化が進んでいる。レースが少しでも小倉の街をにぎやかにするイベントになれば」と期待を寄せる。
事務局では現在、参加チームを募集している。エントリー料は1,000円。問い合わせは北九州まちづくり応援団(TEL 093-541-0191)まで。