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小倉で「リノベーションスクール」-遊休不動産対象に実現可能案4案

模型やフリーペーパーなども作成してプレゼンテーションしたチームも現れた。

模型やフリーペーパーなども作成してプレゼンテーションしたチームも現れた。

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 小倉・魚町の「中屋興産ビル」(北九州市小倉北区魚町1)で8月30日~9月2日、遊休不動産の利活用を提案する「リノベーションスクール」が開講され、建築を学ぶ学生や商店主など約60人が参加した。

4日間、徹夜を繰り返したチームも。

 主催は、地元商店街や北九州市、地元大学と日本の建築技術を世界に広めようとするHEAD研究会「リノベーション部会」で組織する「北九州リノベーションまちづくり推進協議会」。

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 開講は昨年に続き3回目。リノベーションの第一線で活躍する建築家やまちづくりプロデューサーなどから経験や手法を座学形式で学び、地元の人々を対象としたインタビューなどフィールドワークを交えながら展開。実際に魚町や京町にある遊休不動産を対象に、4チームに分かれて具体的なリノベーションプランを練り上げた。

 「東京では遊休不動産の価値を高める手法としてリノベーションが確立されている。地方ではまだまだこれからだが、北九州では魚町を中心に危機感を持ったビルオーナーらと行政や大学の側面支援によって積極的に取り入れられている。日本国内でもリノベーションに最も熱い先進的な地域」と同研究会の清水義次さん。

 リノベーション物件中心の不動産紹介サイト「東京R不動産」の運営メンバーで、建築家の馬場正尊(まさたか)さんは講座の中で、「物件への視点を変えることで新たな魅力を生み出せる。小さな点のようなリノベーションを継続することで面的に広げ、街に変化が起き、街に新たな仕事が発生する」と話す。「このリノベーションスクールが現実と直結して実際にプロジェクトを生み出していることがすごい」とも。

 最終日に行われた「公開プレゼンテーション」にはビルオーナーらも同席。中には、「もともと考えていたことに、具体的なデザインや人の手配、費用や収益の計画まで実際に肉付けをしていただいた。これから実際に取り組んでいきたい」と抱負を語るオーナーもいた。

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