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小倉「魚町銀天街」で「鞴祭り」-商店街の火災よけ祈願

「妙見神社」の宮司・磐梨文孝さんが祝詞(のりと)を挙げた

「妙見神社」の宮司・磐梨文孝さんが祝詞(のりと)を挙げた

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 小倉の「魚町銀天街」(北九州市小倉北区魚町2~3丁目)で11月8日、「鞴(ふいご)祭り」が行われた。

参加した商店主らに「お札」が配られた

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 「鞴祭り」は、かつて刀鍛冶や鋳物師が使っていた、火を操る道具である「鞴」に倣い、これまで何度か起きた火災の「厄をはらう」ことを目的に始められた。現在は、町内のビル屋上3カ所に設置された「稲荷社」で行われている。

 この日、「第1米谷ビル」(魚町3)屋上で行われた祭りには、商店街関係者14人が参加し、妙見神社(妙見町)の宮司・磐梨文孝(いわなしふみたか)さんと共に、「冬に向けて火で暖を取ることへの感謝と家内安全・商売繁盛への祈願」を行った。

 「銀天街を行き交う人々など、一般には知られていないお祭りだが、厄災を避ける祈りを上げることで、商売を継続できることへの感謝とともに、通行客への安全も祈願する意味がある」と商店街振興組合理事長の梯輝元さん。「1995年、魚町1丁目で火事が起きたが、2~3丁目では1952(昭和27)年を最後に起きていない。こうした行事が常日頃の安全への配慮につながっている」とも。

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