「小倉城庭園」(北九州市小倉北区城内1、TEL 093-582-2747)で11月24日、「華道 草心流 『男の生花』体験会」が行われる。主催は同流派家元の加来冠心(かく かんしん)さん。
日常で生け花を楽しむためのテクストブック「リビングフラワー」
加来さんは1992年「草心流」を立ち上げ、花屋の店頭で購入できる身近な花を素材に、時にはキッチン用具などを使いながら、「伝統や様式美にとらわれない『生活サイズの生け花』」を提唱し活動してきた。日常生活で生け花を楽しむためのテキストブック「リビングフラワー 2012 Autumn」も10月1日出版した。
「小倉はもともと城下町として栄えた土地柄。生け花はもともと武士のたしなみとして、茶道とともに男性が行ってきたもの。現代はそれらを女性が支えているが、『男子力』アップのためにも男性らに取り組んでほしい」と加来さん。「男性が生ける花は、女性のそれと違って存在感の強い姿になる。花の選び方や切り方も迷いがなく、ダイナミックに仕上がる」という。「かつては家長である男性が正月の花を生け、掛け軸も記した。そうした文化も復興させたい」と期待を込める。
開催時間は19時~20時30分。受講料は2,000円(テキストブック、材料費込み)。申し込みは「小倉城庭園」まで。「リビングフラワー」(A4サイズ32ページ、945円)は全国書店やアマゾンなどで購入できる。