北九州市建設局事業調整課(北九州市小倉北区城内1、TEL 093-582-2984)は2月10日、北九州市内の土木関連施設を紹介した情報誌「まちの眺め方が変わる北九州の蔵出し情報誌 DOBOKU 思わず行ってみたくなる130選」を発行した。
巻頭では「若戸大橋」「新若戸道路」「あさの汐風公園」などを特集し、その工法などに触れている
昨年開通50周年を迎えた「若戸大橋」や「リバーウォーク北九州」などの大規模建築物、「門司麦酒煉瓦館」や「猿喰新田(さるはみしんでん)」などの産業遺産、紫川にかかる10本の橋など市内に点在する130カ所の土木関連施設をガイドブック形式で紹介している。
「建築物を紹介する冊子は民間でも作れるが、職員だけが知っている工事時の苦労話や建設に関わる技術、施設の利用目的など、市発行ならでは情報を盛り込んだ」と岩下和弘課長。「昨年完成した『新若戸道路』は、鹿児島本線をまたぐ道路で工事は主に夜間に行われ、トンネル部分は『沈埋(ちんまい)工法』という特殊な技術で施工されたが、工事過程が市民の目に触れることはほとんどなかった。その背景を知っていただくことで愛着を持っていただきたい」とも。
体裁はA4変形版。価格は500円。初版2000部発行。
クエスト(小倉本店、大手町店、黒崎本店、メイト黒崎店、鞘ヶ谷店、門司大里店)、積文館書店(高須店、本城店)で販売する。