小倉・魚町銀天街(北九州市小倉北区魚町2~3丁目)のアーケード天井張り替え工事が3月18日、ほぼ完了し、通行客らの間で「急に通りが明るくなった」と話題になっている。
同アーケードは1951(昭和26)年、「日本初の公道上にかかるアーケード」として誕生。当時「銀色に輝く天井を持つ商店街」として「銀天街」という名称を「日本で初めて使った」という。以来大規模改修や路面のタイル貼り替えなどを重ね、約20年ぶりに天井の半透明ポリカーボネート張り替え工事を行っている。工事は主に夜間行われ、普段昼間利用する通行客からは「前日と比べて急に明るくなった」と評判を呼んでいる。貼り替え費用は約1,150万円。
一昨年の「開設60周年」を機に、魚町一丁目と二丁目を隔てる国道199号上に「魚町エコルーフ」が架けられ、個店情報を上映する大型ビジョンや無料で利用できる無線LANなど、「利用客の利便性向上」を図った。市による調査では「約11%通行量が増加」した。魚町商店街振興組合理事長の梯輝元さんは「安心安全な環境づくりの一環で行なっている。商店街を取り巻く環境は相変わらず厳しい、個店レベルでもお客さまに対応する努力をもっとしなければいけない」と話す。
工事は一部を残して3月中に完了予定。