小倉紫川を舞台に熱戦が繰り広げられる「全日本ダンボールボートレース」が、今年は8月28日に開催されることになった。
同レースは、地域交流や夏休みの思い出作りを目指して、「北九州まちづくり応援団(紫川で会いましょう実行委員会)」が2年前から実施している競技イベント。段ボールで作られていれば形や大きさは自由というシンプルなルールで作られたボートに代表選手が乗り込み、小倉北区の中心部を流れる紫川の勝山橋と鴎外桟橋間をこいで順位を競うもの。
例年、段ボール艇は企業、大学、親子、国際交流団体、行政などのチーム単位で作られ、会場となる紫川の水面約100メートルをオールでこぎ、タイムのほかボート自体の独創性などを競う。
過去の参加チームは、いずれも段ボール艇の設計や装飾に工夫を凝らしたり、こぎ手も衣装にこだわったりして参加している。レース中、川岸に陣取った参加チームの応援団や近くのデパートの買い物客などが大きな声援を送るなど、市民の認知も進んでいる。
企画を立ち上げた実行委員長の新井義則さんは「きれいになった紫川で皆さんに冒険をしてもらえたら。レースが少しでも小倉の街をにぎやかにするイベントになれば」と話す。
事務局では現在、参加チーム約30団体を募集している。エントリー料は1,000円。問い合わせは北九州まちづくり応援団(TEL 093-541-0191)まで。