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小倉のお好み焼き店「いしん」火災から復活、「町内の防災意識」高まる

「思わぬ被災だったが、周囲に助けられてやっと再開する」と向井さん夫婦

「思わぬ被災だったが、周囲に助けられてやっと再開する」と向井さん夫婦

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 9月30日の早朝、火災に見舞われた小倉のお好み焼き店「いしん」(北九州市小倉北区魚町3、TEL 093-541-0457)が12月3日、営業を再開する。店主の向井さんがフェイスブックで発表した。

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 「厨房のコンセントのトラッキング現象が原因」(向井さん)で、たまたま通りかかった通勤途中の女性の通報で大きな火災にはつながらなかったが、厨房だけでなく店内全体が煙やすすで使えない状態になった。約2カ月休業し、「臭いがきつく残っていた壁や天井、床面を塗装し直した」という。

 早朝の商店街は一時騒然となったが、「営業中じゃなかったことでお客さまにも直接ご迷惑をかけず、近隣の店にも大きな被害が及ぶことがなかったことが不幸中の幸い」と向井さん。コンセントが出火原因ということで、「『人ごとではない』と感じた旦過市場の店の方々も、閉店後はブレーカーを落として帰るようになった」といい、昨年12月、同町内で起きた火災と合わせて「さらに防災意識が高まってきている」と話す。

 営業時間は11時30分~23時。

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