小倉駅新幹線口の起業家カフェ「カウサ」(北九州市小倉北区浅野2)で4月26日、ロシアの木製人形「マトリョーシカ」に絵付けを行うワークショップ「マトリョーシカとの出会い」が開かれた。
参加者15人が3層構造の入れ子人形それぞれに、事前にデザインしてきたスケッチなどを絵の具で描いていった。約3時間で完成したマトリョーシカの中には、門司港のご当地キャラ「じーも」が描かれたものなどもあり、参加者の思いが込められた作品約50体ができ上がった。
主宰したマリナ・ゴロヴェンコさんはロシアのカムチャツカ半島出身で、長崎県諫早市での語学留学の後、九州産業大学(福岡市東区)を卒業。一般企業に就職し、東京を経て現在は広島に移り住んでいる。昨年8月にはモスクワでマトリョーシカのデザインの研修を受け、その後、自らデザインするオリジナルのマトリョーシカを販売する「マトリョー社」を日本で設立。「故郷の人形マトリョーシカを題材に日本とロシアの文化交流」をテーマにワークショップや展示イベントなどを開いている。
「かわいらしく楽しいマトリョーシカの世界を多くの人に知ってもらいたい」と意気込みを見せる。