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小倉・堺町のラーメン店「麺屋 慎之輔」(北九州市小倉北区堺町1、TEL 093-533-7778)が6月2日から開始したランチ営業のセットに付く総菜が「充実している」と話題になっている。
昨年10月、居酒屋からラーメン店に業態転換した同店。「豚骨スープを作るのに最も効率のいい100杯を目標に」営業してきたが、「週末で70~100杯、平日だとそこまで届かない」と、ロスの出やすい豚骨スープの有効策としてランチ営業を思い付いた。「最も大きいサイズの寸胴(ずんどう)鍋で作る100杯のスープが、豚骨の材料費やガス代などを考慮すると最も効率が高い」(店主の板倉慎二さん)といい、「昼夜合わせて毎日コンスタントに100杯」を目標に掲げた。
近隣にはランチ営業をしている店が無いため、「まだこのエリア自体にランチ客が通り掛からない」と、ライスをオーダーした客に日替わりで「新ジャガのそぼろ炒め」や「スキこんぶと豚肉の炒めもの」「サバの味噌煮」「ナスの揚げ浸し」などの自家製総菜を付け、サラリーマン向けのアピールもしている。来店客の多くがフェイスブックで「ラーメン屋らしからぬ充実したおかず」などと話題にし、「フリーペーパーなどに頼らない、こうした口コミのマーケティングも重要」と板倉さんは話す。
メニューは「慎之輔らぁめん」(630円、大盛り=100円増し、特盛り=200円増し)、「あっさり醤油らぁめん」(680円、同)、「ちゃんぽん」(780円)、「ライス」(総菜2品付き、小=120円、中=170円、大=220円)など。
営業時間は19時~翌3時、ランチ営業は11時~14時。