小倉・鍛冶町の「かくれ伽ダイニング 胡座(あぐら)」(北九州市小倉北区鍛冶町1、TEL 093-522-0573)が6月16日から、期間限定でつけ麺「JOHNNY DIP」を提供している。
IKEMEN HOLLYWOODで提供してきた「JOHNNY DIP」(600円)
店舗面積は約120坪、席数は200席。2002年に開業した同店は、当時まだ珍しかった「個室中心の客席が評判」となり、瞬く間に繁盛店になった。2007年には米ロサンゼルスに支店を出し、のちにラーメン店「IKEMEN HOLLYWOOD(イケメン・ハリウッド)」として業態転換した。同店で提供したつけ麺の「JOHNNY DIP」はビバリーヒルズの富裕層にも受け、現地メディアに取り上げられるなど話題になった。
昨年6月、「IKEMEN HOLLYWOOD」名義で「新横浜ラーメン博物館」(横浜市港北区)に出店し、在京のメディアにも取り上げられ全国的に知名度が上がり、「逆輸入スタイルに手応えを感じた」と店主の川端康正さん。今年1月、仏パリで開催された「ラーメンウィークZuzutto(ズズット)」にも参画。「現地の3つ星レストランで提供したこのつけ麺も好評だった」とヨーロッパでの展開も視野に入れる。
提供している「JOHNNY DIP」(600円)は豚骨ベースにバジルの香りを加えた「豚骨ジェノベーゼ」で、アクセントにミニトマトなどが加わった独特の風味。これまでアメリカやフランス、横浜でしか食べられなかったラーメンを、地元の小倉で「凱旋(がいせん)報告」の形で提供する。
川端さんは「今年、『ラー博』にドイツから逆輸入されたラーメンも登場した。中国から日本に入ってきたラーメン文化だが、今後5年で世界中にご当地ラーメンが普及すると見ている。来年1月には台北出店し、5年後を視野にパリに出店したい」と抱負を話す。
営業時間は17時~24時。7月5日まで。