北九州市長選を1月25日に控え、市内の飲食店15店が「投票済証」を提示した客に特典を付加する「選挙割」サービスを始めた。
任期満了に伴う北九州市長選は1月11日に告示され、現職で3選を目指す北橋健治さんに、新人で元自民党衆議院議員秘書の三原朝利さん、新人で共産党福岡県委員会副委員長の篠田清さんが挑む。投票日は1月25日で、即日開票される。
市選挙管理事務所では、ポスターに市出身の歌手・塩ノ谷早耶香さんを採用。大学構内の食堂箸袋に投票日を印刷したり、ポスター掲示板に選挙情報へ誘導するQRコードを印刷したりするなど、特に若年層への投票の呼び掛けを強化している。
投票率は前々回の市長選が56.57パーセント、前回は37.00パーセントと過去最低の投票率を記録するなど、近年低下傾向にある。市民の関心度は低いが、スタジアム建設や、政令都市中最も高い高齢化率をにらんだ福祉政策、子育て政策など選挙の争点は多い。そうした現状を踏まえ、フェイスブック上のグルメのグループ「北九州うまいもん研究会」の呼び掛けに各店が応じたもの。
編集部が取りまとめた各店の特典内容は以下の通り。
カフェ・カウサ(小倉北区浅野2)=「ドリンク1杯」、肉焼き番長(浅野2)=「肉のおすすめ希少部位1皿」、第六昇栄丸(魚町1)=「カキ2個」、辻利茶舗(魚町1、同3)=「3オンスカップミニソフト」、DAISY(馬借1)=「ドリンク1杯」
ギタンジャリ(馬借2)=「ランチ100円引きまたはアイスクリーム、ディナー200円引きまたはラッシーほか」、麺屋慎之輔(鍛冶町1)=「大盛りまたはチャーシュー追加」、キッチンQ(京町3)=「デザートサービス」、久津の葉(室町1)=「海峡美人たこ焼き1人前」、チャオカフェ(清水1)=「味豚ご飯」。
福来家(小倉南区徳力3)=「ラーメントッピング1品または替え玉」、門司笑(門司区栄町)=「夜営業のソフトドリンクまたはアフターコーヒー」、プリンセスピピ(西海岸1)=「アジアンスイーツ」、おんどる門司店(社ノ木1)=「ファーストドリンク人数分」、MAMA福(八幡東区大蔵2)=「酵素ジュースまたは本日のコーヒー」など。
提供は今月31日まで。